ROBZON洋楽発掘隊

自分史を交えてお薦めの洋楽(古め)を紹介していくブログです。

「James Brown Is Deadってなんだよ!」L.A. Style編

 

自分の最終学歴は建築の専門学校なのだが
その専門学校が渋谷にあって千葉から毎日総武線に乗って通ってました。

渋谷は文化の発信拠点的なところがあるので色々なお店があります。
音楽もそうでSHOPも結構あって色々巡ったものです。
輸入SHOPや中古店も結構あったのを覚えています。
渋谷ではタワーレコードなど大型店がありますが、個人的には渋谷WAVEによく通っていましたね(今は潰れてもうないようですが・・・)
渋谷WAVEはテクノ系のCD、特に輸入盤(CDシングルはなおさら)なんかは結構あってしかもお試しで聴けるマシンがあったのでテクノ系のCDの仕入れにはお世話になってましたね。
日本だとこの手の物って日本盤で発売されることが少なく日本盤になったころにはブームが落ちているころになっちゃうのでテクノ系はためらわず輸入盤を購入していました。

当時参考にしていた音楽情報番組はフジTVで深夜やっていたBEAT UKですね。
深夜の3時か4時くらいから1時間番組でUKの最新チャートを紹介していました。
深夜なのでリアルタイムで見るのはきついのでもちろんビデオに録画です!
メタル好きな自分にはBEAT UKはほとんどメタル系は出てこないので退屈かと思いきやテクノ好きでもあるのでこっち系がお目当てで見ていました。

PVのある曲は番組の中で短いですがPV流れていましたが、この曲はPV流れていなかったと記憶しています。
そのBEAT UKでかかっていた曲がインパクトありすぎでした。

James Brown Is Dead」ってなんだよ!

曲名からしてすごいですが曲はいいですw


さて本題です。



BEAT UKで1位になっていたかどうかは忘れましたが上位にいたのは間違いないです。
上にも書きましたがPVがなかったのでなんかの静止画(CDジャケット?)の絵だけがあってひたすら曲だけが流れていました。

ではL.A. Styleの紹介を。

  • オランダ出身のデュオユニット
  • 1991年 ラジオ局Wessel van Diepenによって結成
  • 1991年 "James Brown Is Dead"リリース 多数の国でチャート上位に入る
  • レイブテクノ ハードコアテクノ
  • 1995年 活動休止(事実上解散)

次に曲の紹介です。

James Brown Is Dead」 L.A. Style

  1. 7"Version of Original Mix(Without Rap)
  2. 7"Version of Original Mix(With Rap)
  3. Rock Radio Mix
  4. Crossover Radio Mix
  5. Original Mix(Without Rap)
  6. Original Mix(With Rap)
  7. Deadly Remix
  8. Wide Awake Remix
  9. Take Outs

輸入盤ですが当時確かこの曲数で1000円だったと思います(安い!)

なおこの曲を
プロレスラーの安生 洋二は入場曲に。
荒木師匠(ジュリアナクイーン、お立ち台の女王)はテレビ番組出演時の登場テーマ曲として多用。

他にも曲は出しています(アルバムは買っていないなぁ)が正直一発屋でしょう。
でもバブルの象徴としてこの曲は有名になったので当時を知る人は結構耳にしている曲でしょうね。

自分はこの曲くらいからテクノが本格的に好きになり色々CD買いましたね。
なので自分のテクノの原点と言っていい曲じゃないかと思います。

そういえばこの記事を書くことになって改めて調べなおしたら
James Brown Is Dead」のPVってあったんですね!初めて見ました。
まー時代を感じてしまうPVではありますがちょっと感動です。

ということで今回は
James Brown Is Dead」 L.A. Style を紹介してみました。

 

よければ聞いていただけたらと思います。

「今かかっている曲はなんですか?」 Belinda Carlisle編

 

自分が学生の頃はCDレンタル全盛の時で住んでいるところの最寄駅の近くにもレンタルCD屋さんがあった。
小さな街の小さなレンタルCD屋だったので数はそれほど多くなかったのだが
1階が邦楽中心、2階が洋楽中心になっていて2階によく通ったものだ。
ただ新作となると邦楽の数がどうしても多くなり、洋楽のしかもヘビメタなんかだと
ほとんど入荷しない悲惨な状況だった。
こういう状況だったので1年遅れくらいのCDをあさっては気に入った物を借りていた。
借りたものはもちろんテープにダビングです。
店内では店員さんが色々CDをかけては流してたりします。
邦楽だったりアニメソングだったり、何故か洋楽の方がよくかかっていたような気がします。
ふと聴いたことがない洋楽、しかも女性の曲がかかっていて気になりました。
メロディーがよくてきれいな声。
すごく気になったので

「今かかっている曲はなんですか?」

と、店員さんに聞くのは・・・恥ずかしかったので聞きませんでしたが・・・
というのも店内でかかっている曲のCDがレジ横に飾ってあったのを遠目でチラチラ確認したのでありました。


さて本題です。



その時かかっていたアルバムが

Belinda Carlisle の 「Heaven on Earth」でした。

どの曲がかかったいたかはもう覚えていませんが魅力的な曲だったので速攻借りたのはいうまでもありません。

ではまずBelinda Carlisleという人の紹介を。


Belinda Carlisle

  • アメリカはカリフォルニア州ロサンゼルス出身
  • 1978年 女性だけのロックバンドゴーゴーズ結成
  • 1981年 デビューアルバムが全米NO.1(6週連続)になり女性だけのロックバンド初のNO.1として快挙を成し遂げる。
  • 1985年 ゴーゴーズ解散
  • 1986年 ソロデビュー
  • 1990年 ゴーゴーズ再結成
  • ベジタリアン
  • 40代半ばまでドラッグ中毒であったようだ。

彼女の特徴といえばビブラートがかかった歌声ではないかと思う。
独特の開放感ある歌声はパワフルで、そして大人な歌声は心地よいのです。
80年代を代表する女性で、のちのガールズバンドに多大な影響を与えましたね。


次にアルバムの紹介です。

Belinda Carlisle 「Heaven on Earth」

  1. Heaven Is A Place On Earth
  2. Circle In The Sand
  3. I Feel Free
  4. Should I Let You In?
  5. World Without You
  6. I Get Weak
  7. We Can Change
  8. Fool For Love
  9. Nobody Owns Me
  10. Love Never Dies

1987年9月発売。2ndアルバム。
1曲目から名曲であります。
この曲は1987年12月5日にBillboard Hot 100で1位を獲得、一か月後には全英シングルチャートでも2週連続1位を記録、その他の国でも1位を多数獲得しています。
日本ではCMや番組の挿入歌として使われたりしました。
彼女の曲の中で一番知られている曲でしょう。

 
他のアルバムですと1986年発売の3ndアルバム「Runaway Horses」からは
「Leave a Light On」「Runaway Horses」「(We Want) The Same Thing」が個人的に好きですね。

他のアルバムも、もちろんいいですよ。てか捨て曲なんて私にはないですね。
それくらいBelinda Carlisleは好きです。

ということで今回は
Belinda Carlisle 「Heaven on Earth」を紹介してみました。

 

よければ聞いていただけたらと思います。

「お宝発掘が楽しい」 HEART編

 

秋葉原で働いていた時は新作CDばかりでなく中古も結構買っていた。
なかでもお気に入りの店舗がレコファンだった。
今はもう秋葉原にはないようだが・・・
何が良かったって、とにかくお宝が多かったことだ。
洋楽を聴く人ならわかってくれると思うが、とにかくほしいアルバムが山ほどある。
しかし新品で買っていてはお金がいくらあっても足りない。
そうなると中古で安く仕入れたくなる。
ただ秋葉原レコファンは数ある中古屋とは違った。
何故か500円以下で買える状態のいい中古が結構あったからだ。
中には100円で本当にいいの?ッていうCDもあった。
こういう500円以下で持っていないCDをたくさん見つけていくのが楽しかった。

そう「お宝発掘が楽しくて仕方なかった」のだ。

仕事のお昼休みの合間に行ったり、帰りに寄ってみたりと頻繁にお宝発掘していた。
もちろん毎日見つかるわけではないが見つけた時の感動といったらなかった。

 

さて本題だ。

 

お宝発掘して見つけたCDの中にあったのが

HEART の 「BRIGADE」 だ!

HEARTは当時仕事先の後輩が好きだと言っていたのを覚えていたくらいで
CDはまだ持っていなかったので試しに買った1枚だ。
しかも見つけたCDは当たりで初回限定盤の赤いスエード地のハードケースに入ってるものだった。
買った値段は確か500円だったと思う。今思うとかなりお得だ。

まずはHEARTというバンドの紹介を。

HEART

  • アメリカ出身
  • アン・ウィルソン(VO)姉とナンシー・ウィルソン(G)妹 率いるロックバンド
  • 女性ロック・ミュージシャンを核とした先駆的グループ
  • 1976年 デビューアルバム「Dreamboat Annie」発表
  • 1985年発表の8thアルバム『Heart』で全米1位に。
  • 2013年「ロックの殿堂」入り

姉のアン・ウィルソンはパワフルかつ感情豊かで艶のある圧倒的歌唱力の持ち主である。

次に購入したアルバムの紹介だ。

HEART 「BRIGADE」

  1. WILD CHILD
  2. ALL I WANNA DO IS MAKE LOVE TO YOU
  3. SECRET
  4. TALL, DARK, HANDSOME STRANGER
  5. I DIDN'T WANT TO NEED YOU
  6. THE NIGHT
  7. FALLEN FROM GRACE
  8. UNDER THE SKY
  9. CRUEL NIGHT
  10. STRANDED
  11. CALL OF THE WILD
  12. I WANT YOUR WORLD TO TURN
  13. I LOVE YOU

ちなみに初回限定盤には3曲入ったミニディスクが付属されている。

  1. CRUEL TEARS
  2. NEVER STOP LOVING YOU
  3. THE WILL TO LOVE

どれもいい曲ばかりなのだが、なかでも
ALL I WANNA DO IS MAKE LOVE TO YOU」は全米シングルチャート2位まで登りつめた名曲である(ちなみに1位はマドンナのVogueである)
ただし「一夜限りの愛」を歌ったこの曲は歌詞がエッチな曲としてイギリスで放送禁止となったようです。

あと「SECRET」もファンの間では根強い人気の名バラード。
アンのボーカルとナンシーのコーラスがとても素晴らしい曲です。

アップテンポのロックありバラードありアコースティックありと良い曲が揃ったアルバムなのであります。


ということで今回は
HEART の「BRIGADE」を紹介してみました。

 

よければ聞いていただけたらと思う。



「耳がぁ耳がぁああ~~」 CRADLE OF FILTH編

前回の記事の内容以降おかげでデスメタル系の耐性がついたせいか
そっち系のCDを買う枚数も増えていきました。

基本的に情報収集源としてはまず鉄板の雑誌「BURRN!
この雑誌はCDレビューに曲の内容と採点があるのでそれなりに参考にしてました。
もちろん個人の好みがあるのであくまで参考程度です。
ほかに当時TVで何か番組やっていたかもしれないが記憶にないなぁ。
あとはラジオ。
番組名は忘れたけどたまに聴いていいなーと思ったアルバムは買っていたと思う。

当時私は秋葉原で働いていた。
あまり知られていないかもしれないが秋葉原にはCD取り扱ってる店舗が結構あって
個人的にお気に入りだったお店は今はなき「石丸電気」だった。
何が良かったのかというと、まず割引券が貰えたことだ。
毎月CDを買っていたのでこれはすごく助かった。
あとは初回特典で貰えるポスターやらグッズが貰えたことだ。
石丸電気で取り扱っていないアーティストなんかは他のお店で買っていたけど
何もおまけがつかないことが普通だった。
でも石丸電気だとポスターがもらえる頻度が多くステッカーやクリアファイルなんかも貰えた。
まーポスターは別に部屋に貼るわけでもなくステッカーもCDケースに入れたままでとくに何するわけでもなかったですけどね・・・
でも何か貰えるお得感があったのは石丸電気だったなぁ。

あと特徴的だったのがヤマギワソフト
ヤマギワソフトもいまはなくソフマップに統合された。
ここは新作が聴けるジュークボックスみたいなのがあってジャンルごとにそれがあり
各ジャンルでCD10枚くらいそれぞれ店舗オリジナルのレビューが書いてありそれぞれフルで聴けてすごく助かった記憶がある。
まず雑誌などで目星をつけたアーティストの物をリストアップしておき、この店舗に探しに来る。
リストにあった物が聴けたらそこで判断し石丸電気に買いに行くw
ヤマギワソフトは多少割引はあったけどおまけはほとんどなかったのでw
あとヤマギワソフトの特徴は輸入盤も10枚の中に入っていて、ここで聴いたため購入予定外で購入したものも多い。

 

さて本題だ。

ヤマギワソフトで聴けるものにはもちろんデスメタル系も多かった。
ある時、目星をつけていたアルバムがあったので少しだけ聴いた。
全部聴く時間なんてもちろんないし、他のアーティストも聴きたいので1曲ずつ数秒聴いたら次というふうに飛ばし聴きがお約束だった。
問題なかったので買ったのだけれども、買った決め手になったもう1つの要因がジャケットだ。
いわゆるジャケ買いだ!
厳密には音は少しだけ聴いているのでジャケ買い(ジャケットだけ見て買うこと)とはちょっと違うが。

その時買ったのが
CRADLE OF FILTH の 「鬼女と野獣 "Cruelty And The Beast"」 だ。

ジャケットが特徴的で、赤い血が満ちたバスタブに裸で美女が浸かっている。というオドロオドロしさの中に何故か美しさを感じるアートワークに見せられたのだ。
このアートワークの意味が後でわかることになる。

家に帰って早速聴いてみる。
1曲目はインストで終わる。そして問題の2曲目である。
いきなり金切り声のような高音のデスヴォイスである。
これには意表を突かれた!

耳がぁ耳がぁああ~~」とはちょっとオーバーかもしれないが

いままで聴いていたデスヴォイス(低音)とは次元の違う声だ。
最初女の人かな?と思ったのだけれど男の人だと知ってさらにびっくり。
男がこんな声出すなんてすごいショックだった。

ではまず CRADLE OF FILTH というバンドの紹介を。

CRADLE OF FILTH

  • 1991年結成 イングランド サフォーク出身
  • エクストリームメタルバンド
  • 1994年ファーストアルバム発表
  • ヨーロッパ志向の悪魔的思想や吸血鬼伝説などに重点を置く。
  • そして高音デスヴォイスの持ち主ダニ・フィルス

とにかくこのバンドを語るには外せないダニ・フィルスの声だ。まさに悪魔の叫び声

次にアルバムの紹介だ。

CRADLE OF FILTH 「鬼女と野獣 "Cruelty And The Beast"」

  1. 残虐非道な物語 "Once Upon Atrocity"
  2. エリザベス、不吉な13の秋 "Thirteen Autumns And A Widow"
  3. 鬼女の蘭 "Cruelty Brought Thee Orchids"
  4. 吠える星の下に "Beneath The Howling Stars"
  5. 恐怖の女神 "Venus In Fear"
  6. 暴虐の序曲 "Desire In Violent Overture"
  7. 信仰の歪んだ釘 "The Twisted Nails Of Faith"
  8. バソリー夫人のアリア|凶運の闇|鳥殺しのフーガ|凶気を見つめる瞳 "Bathory Aria: Benighted Like Usher/A Murderer Of Ravens If Fuge..."
  9. 死せる伯爵夫人の肖像 "Portrait Of The Dead Countess"
  10. 情欲と争いの誘惑 "Lustmord And Wargasm (The Lick Of Carnivorous Winds)"
  11. ブラック・メタル(日本盤ボーナス・トラック) "Black Metal"
  12. 審判の日(日本盤ボーナス・トラック) "Hallowed Be Thy Name"
  13. ソドミー・アンド・ラスト(日本盤ボーナス・トラック) "Sodomy And Lust"

1998年5月発売 の 3rdアルバムだ。
ちなみに私の持ってる初回盤には11曲目と13曲目は入っていない。

さてこのアルバムはコンセプトアルバムとなっている。
吸血鬼伝説・・・激烈かつ耽美なる至上のデカダンス(帯より)
血の伯爵夫人」という異名を持つハンガリー王国の貴族エリザベート・バートリー(英語名エリザベス・バソリー)を題材にしている。
血の伯爵夫人のことに関しては各自調べてみてほしい。すごいから・・・

ここでアルバムジャケットの意味が分かってくる。
そう血の伯爵夫人を表しているのだ。

このアルバムはインストを交えながらダニ・フィルスの高音デスヴォイスと
美しくも恐ろしいまさに「聴くホラー」そのものなのです。
ただ残念なのは軽いドラム音ですね・・・ほんと残念です。


ということで今回は
CRADLE OF FILTH 「鬼女と野獣 "Cruelty And The Beast"」を紹介してみました。

 

よければ聞いていただけたらと思う。

 

 

「うぅ吐き気がする」 CARCASS編

私の周りにH/R(ハードロック)H/M(ヘビーメタルを聞く人はほとんどいなかった。

邦楽を聴く人がほとんどだった。
自分も邦楽の流行りすたりくらいはチェックしていたがメインは洋楽(メタル系)だった。

そんな中、専門学校で同じクラスのやつがメタル好きと知ったので早速いろいろ聞いてみた。
だがちょっと様子が違った。
彼は普通のメタル好きではなく「デスメタル」好きだったのだ!
自分はそのころ普通のメタルくらいしか聴いていなかったので「デスメタル」はノーチェックだった。
そこでお試しということで彼に何枚か「デスメタル」CDを借りた。
正直アーティストが誰だったかもう忘れたが聴いてすぐに

うぅ吐き気がする

こんな言葉が出た。素直な反応だったと思う。

デスメタル」といえば「ダミ声」いわゆる「デスヴォイス」だ。
低音で唸るような発声方法が特徴だ。
それに演奏もおどろおどろしい感じの曲ばかりなのでなおさらだ。
これを長時間聴いているとさすがに気分が悪くなってくる。
この時は素直にもう聴くのやめようと彼にCDを返したのであった。

 

そして数年がたち状況が変わった。

 

さて本題だ。

 

デスメタルに抵抗があった私の概念を変えるアルバムが発売される。
それは

CARCASS の 「Heartwork」だ!

今までのデスメタルとは違い曲がロディアで聞きやすいのだ。
声はデスヴォイスだが曲がロディアだとこうも聴けるものなるとは思いもしなかった。
ロディアといっても全体的にヘヴィーな曲だ。そこがまた良い。

まずはCARCASSというバンドの紹介を。

CARCASS

CARCASSの意味
(獣の)死体、(特に内臓をとった食用獣の)胴体、(人の)死体、(生きている)人体、形骸(けいがい)、残骸、骨組み

デスメタルバンドにありがちなのだがジャケットのアートワークが死体写真があったりいろいろグロテスクなものが多い。
ファーストアルバムのジャケットなんてもうね、そのものですよ(オェ)
1996年日本未発売「Wake Up and Smell the Carcass」なんてねジャケットがジョン・F・ケネディの頭吹っ飛ばされた写真そのもの使ってますからね。
あちらはやることがすごいです。日本じゃ無理だ。なので閲覧注意です。


で問題のアルバムです。

CARCASS 「Heartwork」

  1. 夢の埋葬 "Buried Dreams"
  2. 殺戮の炉 "Carnal Forge"
  3. 憎しみだけが残る "No Love Lost"
  4. ハートワーク "Heartwork"
  5. 偽りの像 "Embodiment"
  6. ディス・モータル・コイル "This Mortal Coil"
  7. 汗して肉を得る "Arbeit Macht Fleisch"
  8. ブラインド・ブリーディング・ザ・ブラインド "Blind Bleeding the Blind"
  9. 血の学理的解釈 "Doctrinal Expletives"
  10. 死亡証明書 "Death Certificate"

1993年10月に本国でリリース。日本盤は同年11月10日発売。
日本盤だと曲名にも変な邦題がついたりします。
他のアルバムでは「内臓大爆破」「硫酸どろどろなんでも溶かす」など。

Heartwork」のアルバムジャケットはエイリアンでおなじみのH・R・ギーガー作の彫像「Life Support 1993」が使用されております。

このアルバムは全英アルバムチャート入りを果たしたり、1994年に『ビルボード』のヒートシーカーズで23位を記録し世界的にヒットする。

メロディックデスメタルを広めるきっかけになったアルバムには間違いないと思う。

その後のデスメタルを語るうえで外せないアーティスト&アルバムだ。

 

ということで今回はCARCASS 「Heartwork」を紹介してみました。

 

よければ聞いていただけたらと思う。

 

「ガッデム!」 ROYAL HUNT編

といえば
蝶野 正洋(プロレスラー)ですが・・・
え?知らない?
自分もそれほど詳しいわけでなないです。
自分はプロレスといえばキン肉マン世代ですが今のプロレスはほとんど知らないし見ていません。
ちなみにキン肉マンでは「バッファローマン」が好きです。

では、
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」 の 「笑ってはいけないシリーズ」 で
月亭方正山崎邦正)を毎回ビンタする怖いお兄さん。といえばわかるかな?

で、この蝶野 正洋が登場する時に流れるお約束の曲があります。
と、その前に蝶野 正洋について簡単に触れてみよう。

蝶野 正洋(ちょうの まさひろ)

  • 1963年9月17日 アメリカはシアトル生まれ。

  • アントニオ猪木の付き人していた。

  • 1996年7月 nWo JAPAN結成。

  • 現在はプロレス休業宣言し実質は引退状態。

  • 奥さんはドイツ人 子供は2人。

  • ガールズ&パンツァー応援大使。

  • 茨城県の「いばらき大使」。

となってます。
ガルパンが好きらしいですね。私もですw

 

さて本題だ。

 

先ほどいった蝶野 正洋が登場する時に流れるお約束の曲、これ最初に聞いたとき
どこかで聞いたことあるなーと思っていたら

ROYAL HUNT の デビューアルバム 
LAND OF BROKEN HEARTS」にある曲じゃないか!


まずROYAL HUNTというバンドの紹介を。


ROYAL HUNT

  • 1988年 アンドレ・アンダーセンが中心の前身バンド「APART」を結成。

  • 1989年 ROYAL HUNT に改名。

  • ボーカルが何回か代わっている。

  • 1994年に初来日。

  • アンドレ・アンダーセンのキーボードが肝。


上にも書きましたがこのバンドはクラシカルでメロディアスな曲にキーボードが融合した特徴的な様式美的ハードロックバンドだ。

デビューアルバムは日本では1993年にリリースされたのだが私は1992年から知っていた。
何故かというとメタル系のラジオ番組で注目バンドとして取り上げられていたからだ。
1992年には輸入盤は出ていたのだがラジオのおかげでレコードショップ(当時はよく渋谷に行っていた)では輸入盤は常に売り切れ状態。
結局探し回るも日本版の発売になりそのまま日本版を購入したのであった。


ROYAL HUNT 「LAND OF BROKEN HEARTS」
 

  1. RUNNING WILD

  2. EASY RIDER

  3. FLIGHT

  4. AGE GONE WILD

  5. MARTIAL ARTS

  6. ONE BY ONE

  7. HEART OF THE CITY

  8. LAND OF BROKEN HEARTS

  9. FREEWAY JAM

  10. KINGDOM DARK

  11. STRANDED

  12. DAY IN DAY OUT

  13. LAND OF BROKEN HEARTS (ACOUSTIC VERSION)

  14. AGE GONE WILD (ACOUSTIC VERSION)

  15. BAD LUCK


さて問題の曲は 5曲目の「MARTIAL ARTS」 だ!

1999年ごろ?から前奏が追加されて「CRASH 〜戦慄〜」として使用しているようだ。
他にもいろいろなバージョンがあるみたい(聞いたことないけど・・・)
なのでプロレスファンだと「CRASH 〜戦慄〜」は知られているようだが原曲までは知られていないようだ。


時系列でみると

  1. ファーストアルバム日本版が出る前からバンドをラジオで知っていた。

  2. 日本語版発売で「MARTIAL ARTS」を聴いていた。

  3. 蝶野 正洋の入場曲でかかってるのを知った。

  4. あらためて「LAND OF BROKEN HEARTS」の中に「MARTIAL ARTS」を確認。

  5. CRASH 〜戦慄〜」として出ているのを知る。

といった感じでしょうか。


アルバム全体でみると聞きごたえあるデビューアルバムになっていると思います。
ROYAL HUNTのアルバムは、ボーカルは初期の人が好きだったんだけど
2枚目からすぐ変わってしまい一応4枚目まで買ったけどそれ以降は買いの対象になっていません。


と、いうことで今回は蝶野 正洋から「CRASH 〜戦慄〜」の原曲
MARTIAL ARTS」を紹介してみました。

よければ聞いていただけたらと思う。

 

「なんで隣に怖いお兄さんがいるんだよ!」 Skid Row編

それは私が高校2年生の時の話だ。
軟式テニス部に入っていた自分はちょっと手に怪我をしていてギブスをしていた。
その日練習試合があり電車で1時間ほど離れた高校まで遠征していた。
正直自分は怪我のため見ていただけなので相手の高校が強いなーくらいの印象しかない。

 

問題は帰りに起こった。

地方の方なので帰りの電車はガラガラだ。
今は対面式のシートが多くなったが当時は向かい合いのBOXシートだった。
一応みんなで座って帰れるようにと1人後輩に席を取ってくるように言った。
そしたら
1両でBOXシートに座っていた1団体しかいない席の隣をわざわざ取りやがった。

おいおいなんでよりにもよってそこなんだよ!


・・・心の中でさけんだよ。

なぜなら隣の席にはガラの悪そうなお兄さんが座っているのが視界に入ったからだ。
私の手を見た奴らが手について色々ヘラヘラ言いだしてきた。
私は関わりたくなかったのですぐに寝たふりした(バレバレだが)
他の部員も静かになってしまい隣のやつらが降りるまでフリーズしていた。
運よくすぐに降りてくれたのでほっとしたが
のちに席を取った後輩をとっちめたのは言うまでもない。

そんな電車に乗る前に聞いていたのが

Skid Row のデビューアルバムSkid Rowだ。

いまでもSkid Rowとこの出来事がリンクしていて忘れないのである。

当時はレンタルCD全盛の時代である。
レンタル屋から借りてきたCDをラジカセでテープにダビングするのである。
今の若い人はスマホ片手にオーバーヘッドヘッドフォンなんて洒落ているが
SONYウォークマンで聴くのが当時の私のマストだった。


さて本題だ。


このデビューアルバムは正直名作だ!
捨て局なんてない。
当時お気に入り過ぎてどんだけ聞いたか分からないくらいヘビーローテーションしていた。
何がいいってボーカルのセバスチャン・バックの声がいい。
自分はバンドの良しあしとしてボーカルの声質を重要視する。
もちろん曲がいいのにこしたことはないがやっぱりボーカルが重要なのである。
その点セバスチャン・バックは独特のハイトーンボイスでいい声である。
しかも曲もいいからたまったものではない。
 

 Skid Row

  1. Big Guns
  2. Sweet Little Sister
  3. an't Stand The Heartache
  4. Piece Of Me
  5. 18 And Life
  6. Rattlesnake Shake
  7. Youth Gone Wild
  8. Here I Am
  9. Makin' A Mess
  10. I Remember You
  11. Midnight/Tornado

Skid Rowメモ


日本ではヘヴィメタルを聞く人口がすごく少ない。 
何故かわからないがもったいな。あ~もったいない。

ヘヴィメタルだからガンガンうるさいだけと思ってる人も多いだろう。
しかし!
そんなバンドが作るバラードが実はすばらしいのである。


5.18 And Life と 10.I Remember You だ。


普通メタルバンドがバラードをそうそう作るものではなく、しかもデビューアルバムに2曲ってすごすぎるでしょ。


18 And Life

は、銃を手にしたため悲劇に見舞われ転落していく少年の歌でセバスチャンのストレートな感情が突き刺さるバラードだ。

I Remember You
は、ベタベタな王道ラブソング。曲名同様これを聞いた人は決してこの曲を忘れないだろう。


個人的には18 And Lifeのほうが好きだな。
アルバムで一番好きな曲。
当時17歳と歳も近かったため感情移入できたためだろう。


他の曲も、もちろんいい曲ぞろいだ。
もうだいぶ昔の曲なので若い人がわざわざ聴くとは思えないので今回紹介してみた。
フロントマンのセバスチャン・バックがとっくの昔に脱退しているため最新アルバム聞いても全く別物なので注意が必要だ。


とにかく
セバスチャン・バックのボーカルに尽きる!


よければ聞いていただけたらと思う。