ROBZON洋楽発掘隊

自分史を交えてお薦めの洋楽(古め)を紹介していくブログです。

「なんで隣に怖いお兄さんがいるんだよ!」 Skid Row編

それは私が高校2年生の時の話だ。
軟式テニス部に入っていた自分はちょっと手に怪我をしていてギブスをしていた。
その日練習試合があり電車で1時間ほど離れた高校まで遠征していた。
正直自分は怪我のため見ていただけなので相手の高校が強いなーくらいの印象しかない。

 

問題は帰りに起こった。

地方の方なので帰りの電車はガラガラだ。
今は対面式のシートが多くなったが当時は向かい合いのBOXシートだった。
一応みんなで座って帰れるようにと1人後輩に席を取ってくるように言った。
そしたら
1両でBOXシートに座っていた1団体しかいない席の隣をわざわざ取りやがった。

おいおいなんでよりにもよってそこなんだよ!


・・・心の中でさけんだよ。

なぜなら隣の席にはガラの悪そうなお兄さんが座っているのが視界に入ったからだ。
私の手を見た奴らが手について色々ヘラヘラ言いだしてきた。
私は関わりたくなかったのですぐに寝たふりした(バレバレだが)
他の部員も静かになってしまい隣のやつらが降りるまでフリーズしていた。
運よくすぐに降りてくれたのでほっとしたが
のちに席を取った後輩をとっちめたのは言うまでもない。

そんな電車に乗る前に聞いていたのが

Skid Row のデビューアルバムSkid Rowだ。

いまでもSkid Rowとこの出来事がリンクしていて忘れないのである。

当時はレンタルCD全盛の時代である。
レンタル屋から借りてきたCDをラジカセでテープにダビングするのである。
今の若い人はスマホ片手にオーバーヘッドヘッドフォンなんて洒落ているが
SONYウォークマンで聴くのが当時の私のマストだった。


さて本題だ。


このデビューアルバムは正直名作だ!
捨て局なんてない。
当時お気に入り過ぎてどんだけ聞いたか分からないくらいヘビーローテーションしていた。
何がいいってボーカルのセバスチャン・バックの声がいい。
自分はバンドの良しあしとしてボーカルの声質を重要視する。
もちろん曲がいいのにこしたことはないがやっぱりボーカルが重要なのである。
その点セバスチャン・バックは独特のハイトーンボイスでいい声である。
しかも曲もいいからたまったものではない。
 

 Skid Row

  1. Big Guns
  2. Sweet Little Sister
  3. an't Stand The Heartache
  4. Piece Of Me
  5. 18 And Life
  6. Rattlesnake Shake
  7. Youth Gone Wild
  8. Here I Am
  9. Makin' A Mess
  10. I Remember You
  11. Midnight/Tornado

Skid Rowメモ


日本ではヘヴィメタルを聞く人口がすごく少ない。 
何故かわからないがもったいな。あ~もったいない。

ヘヴィメタルだからガンガンうるさいだけと思ってる人も多いだろう。
しかし!
そんなバンドが作るバラードが実はすばらしいのである。


5.18 And Life と 10.I Remember You だ。


普通メタルバンドがバラードをそうそう作るものではなく、しかもデビューアルバムに2曲ってすごすぎるでしょ。


18 And Life

は、銃を手にしたため悲劇に見舞われ転落していく少年の歌でセバスチャンのストレートな感情が突き刺さるバラードだ。

I Remember You
は、ベタベタな王道ラブソング。曲名同様これを聞いた人は決してこの曲を忘れないだろう。


個人的には18 And Lifeのほうが好きだな。
アルバムで一番好きな曲。
当時17歳と歳も近かったため感情移入できたためだろう。


他の曲も、もちろんいい曲ぞろいだ。
もうだいぶ昔の曲なので若い人がわざわざ聴くとは思えないので今回紹介してみた。
フロントマンのセバスチャン・バックがとっくの昔に脱退しているため最新アルバム聞いても全く別物なので注意が必要だ。


とにかく
セバスチャン・バックのボーカルに尽きる!


よければ聞いていただけたらと思う。